中期経営計画

 

中期経営計画における3つのコア事業(EC物流事業、低温食品物流事業、BCP物流事業)を通じ、引き続き環境変化に強い社会インフラとしての物流基盤の構築に継続的に取り組むと共に、持続的な成長の実現に努めてまいります。

コンセプト

経営資源(ヒトモノカネ情報)の好循環による経済的価値最大化社会的価値創出の両立

数値目標

2022年3月期
(実績)
2023年3月期
(実績)
2024年3月期
(予想)
2025年3月期
(予想)
売上高(百万円) 133,000 177,829 200,000 240,000
営業利益(百万円) 8,649 11,362 13,600 17,100
営業利益率 6.5% 6.4% 6.8% 7.1%
経常利益(百万円) 9,139 11,949 14,000 17,500
経常利益率 6.9% 6.7% 7.0% 7.3%

事業セグメント施策

ラストワンマイル事業

既存業務の売上拡大戦略

  • EC市場の規模拡大に対応可能な車輌の確保
  • 多様な配送モードに対応可能なリソースの確保
  • 安全・品質向上による他社との格別化とシェアの確保

新規業務獲得戦略

  • 事業モデルに沿った人財育成
  • 車輌共有による車輌の確保と品質の担保

EC常温輸配送事業

既存業務の売上拡大戦略

  • 物流波動を吸収する柔軟な輸送網構築
  • ニーズの多様化に対応する共同配送網の構築
  • 既存拠点拡大及び新規拠点開発による運行効率化

新規業務獲得戦略

  • 幹線ネットワークの構築による成⾧基盤強化

EC常温3PL事業

既存業務の売上拡大戦略

  • 既存運営サイトの経験を生かした新規サイト獲得
  • 継続的な新規サイト獲得に向けた人財育成

新規業務獲得戦略

  • FCオペレーションの習得
  • FCオペレーションの水平展開
  • 新規FC獲得に向けたサイト運営ノウハウの習得

低温食品3PL事業

既存業務の売上拡大戦略

  • 食品スーパーマーケットを起点としたサプライチェーンへの事業展開
  • ネットスーパー・来店宅配サービスの提供
  • 業務改革やマテハンリプレイスによる人手不足への対応

新規業務獲得戦略

  • 社会的課題解決のための新しい流通プラットフォームの構築
  • 青果市場業務の受託
  • 産直サービスの拡充
  • 物流品質向上と営業力強化

医薬・医療3PL事業

既存業務の売上拡大戦略

  • 旧物流センターの業務~新センターへ移行稼働
  • 人員確保と人財教育の強化
  • 既存顧客以外での小売業の返品業務獲得営業

新規業務獲得戦略

  • 閑散期の売上を確保する業務に対する営業拡大
  • ピッキング効率化システムの導入(AGV、他)
  • マルチシャトル・積み付けロボット等の導入による重労働減

機能戦略

人財の確保と育成

「採用」「定着」「育成」を連携強化した3ヶ年人事戦略重点施策

採用 新卒採用と中途採用を強化し、5か年で5,000名の採用を計画
定着 事業拡大に必要なスキルと人数を分析し、戦略的育成を実行
育成 事業別の必要人員数を計画し、事業特性に合わせた『専門教育』を実施

DXの推進・活用

センター業務 SCMの最適化(SIPスマート物流) 、省人化・省力化への対応等
EC業務 ECラストワンマイルプラットフォームの構築
輸配送業務 運行管理システムの導入(動態管理、AI配車システム等)
BCP リアルタイム情報共有化、ドローン輸送の研究 等
バックオフィス バックオフィスの効率化、各種管理システムの統合等

経営資源の適正配分

各事業ドメインを売上高成⾧率とROICに基づき評価

売上高成長率 ①売上高成長率の向上
投下資本利益率
(ROIC)
②営業利益率の向上
③資本収益性の向上
加重平均資本コスト
(WACC)
④事業リスクの低下

測定結果に基づき経営資源を配分・事業再編を判断

ESG経営の実践

SDGsへの取り組みを拡充すると共にTCFD提言に対応可能な社内体制の構築

  • SDGs推進における当社のマテリアリティ
  • 2022年1月にTCFD提言への賛同を表明

中期経営計画2025[PDF:3,389KB]