2025年3月期 第2四半期(中間期)
についてのご報告
代表取締役社長
株主・投資家の皆様には、平素よりAZ-COM丸和ホールディングスグループに格別のご支援・ご鞭撻を賜り、誠にありがとうございます。ここに、2025年3月期 第2四半期(中間期)連結業績についてご報告いたします。
第2四半期(中間期)連結業績 実績
売上高101,440百万円(前年同期比5.1%増)、営業利益4,326百万円(同40.9%減)、経常利益4,609百万円(同38.9%減)、親会社株主に帰属する中間純利益2,845百万円(同37.4%減)となりました。
当社グループは、「中期経営計画2025」の最終年度を迎えております。引き続き、コアとなるEC物流、低温食品物流、医薬・医療物流の各ドメインにおける業容の拡大と、深刻化する人材及び稼働車両不足の状況下における事業拡大に資する人材の確保・育成、DX化の推進と適用による省人化・省力化、生産性向上に努めてまいります。また、更なる事業拡大のため、経営資源を適正に配分し、成長事業への集中投資と低収益事業の再生・再編による経営の効率化を図るとともに、ESG経営にも積極的に取り組み、経済価値の最大化と社会的価値の創出の両立を目指してまいります。
以上の結果、売上高において、EC物流事業では、新規配送エリアの拡大や稼働車両台数増に加え、大手ECサイト向け新規物流センターの拡大、新たな取引先との物流センターの稼働が業績に寄与しました。一方で大型拠点の閉鎖に伴う輸送数の減少も影響しました。低温食品物流事業では前期開設した物流センターの通期稼働や既存取引先であるスーパーマーケットの業務拡大が寄与いたしました。医薬・医療物流事業では主要取引先であるドラッグストアの業容拡大に対応すべく、新たに開設した物流センターの本格稼働が業績に寄与した結果、前年対比増収となりました。
利益面では、積極的な営業開発の成果による物流センターの拠点数や稼働車両台数の増加が寄与したものの、各種コストの上昇を背景とする適正な運賃への価格転嫁の取り組みに一部で進捗の遅れが生じました。加えて、拠点見直しに伴う輸送数の大幅な減少や新規物流センター開設及び業務安定化に係る一時費用が影響した結果、前年対比減益となりました。
2025年3月期 連結業績 予想
2025年3月期は物流の働き方改革(2024年問題)に伴う労働時間の見直しや労働力確保に伴う人件費の上昇に加え、資源エネルギー価格の高騰を背景とした各種コストの高止まりなど厳しい経営環境が継続すると見込まれます。上期については、拠点見直しに伴う輸送数の大幅な減少や新規物流センター開設及び業務安定化に係る一時費用、株式公開買付関連費用が影響いたしました。下期予想については、上期の前期差要因であった拠点見直しによる輸送数減の影響が縮小していく点に加え、新規で開設した物流センターの生産性改善や、適正料金化の進捗を見込んでおります。
つきましては、2025年3月期 通期連結業績予想を、売上高207,000百万円(前年同期比4.3%増)、営業利益11,200百万円(同19.1%減)、経常利益11,700百万円(同19.3%減)、親会社株主に帰属する当期純利益7,700百万円(同15.6%減)と変更いたしました。配当予想につきましては、1株当たり年間32.00円から変更はございません。配当性向につきましては、引き続き業界トップクラスの水準を意識してまいります。
株主・投資家の皆様におかれましては今後も引き続きご支援とご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
2024年11月